12年ぶりに一眼を購入
2025年6月に α6700 を買った。それまで使っていたのは2012年に買った PENTAX K-5IIs。
PENTAX が SONY の NEX や Olympus PEN のようなミラーレスを出してくれて、リミテッドレンズが再び輝く時代の到来を信じていたこともあるが、そんな時代が来ることはなかった。
カメラというものは、入力も出力も光学的な現象そのものであることから、それが考案された瞬間に完成された技術であったと言っても良い。カメラの新製品が出るのは物を写すという原理を改めるものではなく、その感度と精度の向上を狙ったものである。これはフィルムでもデジタルでも変わらない。
PENAX K-5 が出た当時の流行りはローパスフィルターレスであった。偽色等を抑えるためのローパスフィルターをあえて除外しレンズ本来のシャープな写りを楽しむ、という趣旨の機能だ。当時であってもこの機能を本当に欲して、違いを分かって使っていたユーザーがどれだけ居たかは知れない。2025年現在ではこの機能は目玉といえないだろう。スマートフォンで写真を撮ることが100%近く、レタッチへの抵抗も無い。そもそもローパスフィルター的な機能自体が格段に進歩している。10年の時の流れがそうさせた。2012年の私は PENTAX がローパスフィルターレスを採用することに興奮したし、その硬派な感覚を楽しんでいた。
ほぼスマートフォンでしか写真を撮らなくなってからも、高解像度でカリカリにボケた写真が欲しくなると K-5IIs を使っていた。そしてその時は来た。電源を入れてもシャッターが降りなくなった。何枚か撮ったあとにシャッターボタンを押すと、カシャ、という音が聞こえない。電池を充電しても、設定をいじっても、しばらく放っておいても変わらない。PENTAX のサポート状況やカメラ修理サイトをひととおり見て、新しいものを買うことに決めた。本当にお疲れ様であった。