【レビュー】Pulsar PCMK 3HE 60 ANSI

5年ほど使用していた ThinkPad キーボードから変更。良いキーボードではあったが、方向キー部分の押し間違えによる鬱憤が閾値を超えたため、どうせなら方向キーの無い 60% キーボードを買うことに決めた。Pulsar にした理由は、ラピッドトリガーによるストロークや押し込みの機能やホットスワップなど最近の機能を備え、設定アプリが使いやすそうだったため。主な用途はプログラミングで、キーボードの性能が勝敗に関わるようなゲームはしていない。

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このキーボードに向いてない場面

このキーボードに向いている場面

製品名の意味

打ち心地

スイッチの構造上 Cherry のメカニカルスイッチのようなクリック感が無く、あえて言えば東プレの無接点静電容量方式の感触に近い。ただしスコスコというよりはスッと押し込め、ゆっくりと押すと無音に近く、通常のタイピング速度でカタカタと小気味よい音がする。私の隣席でこれを使っている人がいたら、おそらく心地よくて眠る。

キーマッピング方法

専用アプリの BIBIMBAP を使用する。インストール版と Web 版があり、Web 版はブラウザでアクセスするだけで環境を問わず使用できる。インストール版は立ち上げる度に、停止しておいた LED 設定が ON になる現象があったので Web 版を使っている。

方向キーのマッピング

デフォルトでは FN キーレイヤーに ?, R-Alt, MENU, R-Ctrl が方向キーに割り当てられている。

これは打ち間違えそうだったので、Ctrl + hjkl に割り当てた。ゲームをよくやる人ならば WASD もいいかもしれない。このキーマップは Windows PowerToys の Keyboard Manager で設定した。できるだけ BIBIMBAP 経由でキーボード側にキーマップを覚えさせておきたいが、FN キー以外でのコンビネーションが登録できなかった。

英語キーボードでの IME 切り替え

ESC` が同一キーでレイヤーに分かれているため、`Alt で切り替えている場合は何らかの妥協をしなければならない。

私は今のところ、PowerToys の Keyboard Manager で Alt + ESCAlt + ` のショートカットとして登録している。使わなそうなキー1個に割り振ってもよいのだが、手癖通りに動かしたい。

ファンクションキーのマッピング

よく使う F5F12 はモードタップ(MT)機能を使い、それぞれ 5= を 600 ms 押し込んだ際に反応するようにした。それ以外は FN との組み合わせで出す。

日本語入力中の全角半角カナカナ変換は Ctrl + UIOP で行うので入力中にファンクションキーは使用しない。

感想

一部のゲームのオペレーション以外で、このキーボードのお陰で効率が上がる場面は限られる。このタイプのキーボードに対して「独立した矢印キーやファンクションキーがあれば」と思うのであれば買わないほうがよい。そうでないならば、しっかりした作りで最初から手に馴染むので、迷うのであれば買ってしまったほうが精神衛生に良い。

Vim や tmux を常用しているようなプログラマーにとっては、HHKB 以外の選択肢になる。日本のメーカーよりもこういった海外メーカーの方がソフト面でもハード面でもカスタマイズ性が高い傾向にあるものの、プログラミング目的であれば過剰に拘る必要はない。選べるものが増えて良い時代になった。

BIBIMBAP でキーのキャリブレーションやパフォーマンスを確認することができるのだが、本当に微妙な押し込みを検知することができる。現状は特段そこまでの機能を使ってはいないが、その仕組み上スイッチや筐体が歪まないようにある程度大事に扱ってあげる必要はあるかもしれない。