Windows 10 May 2020 Update の aksdf.sys が原因でのブルースクリーンについて
(2020/08/17 更新) マイクロソフト公式のアナウンスによれば、ビルド 19041.423 でこの問題が解消され、aksdf.sys の問題を含むマシンで Windows 10 May 2020 Update の提供を保留する措置が 2020/08/13 で解除となったようです。このため、この問題の対処は 「Windows 10 をアップデートすること」となりました。
https://docs.microsoft.com/en-us/windows/release-information/status-windows-10-2004#419msgdesc
以下は公式での解消前の古い情報となります。
Windows 10 のアップデートでブルースクリーンになりましたが、aksdf.sys のアップデートで解消した話です。
起こった現象
Windows 10 May 2020 Update (バージョン2004) のアップデートを実行したところ、私のメインマシンでもドライバ由来のエラーコード 0xc1900101 が出て更新できませんでした。ブルースクリーンには、停止コード: PAGE_FAULT_IN_NONPAGED_AREA、失敗した内容: sksdf.sys と表示されます。
正式リリース前の Insider Program の際も同様のエラーでアップデートできませんでした。
原因
サブマシンの2つのラップトップでは起こらないため、ハードウェアではなくアプリケーション由来のドライバが原因なのではないかと思い探したところ、『VOCALOID2 初音ミク』のライセンス認証に使用している Sentinel HASP LDK が、 aksdf.sys と aksfridge.sys を使用していました。これらのドライバが、初音ミクにバンドルされた当時のバージョンであるのが原因である模様。ソフトウェア名で検索すると、過去の Windows のバージョンでも同様の事例があったようです。
関係無かったこと
0xc1900101 エラーのよくある対策として、USBデバイス全抜き、デバイスマネージャでのドライバ更新確認を行いましたが状況は変わらず。指しているPCIeカードは、サウンドカード・グラフィックボード・USB3.0増設でしたが、すべてドライバをアップデートしても駄目でした。
解決策
ベンダーのダウンロードサイト (https://www.sentinelcloud.com/sentineldownloads/) にある 『Sentinel HASP LDK - Windows GUI Run-time Installer』を使用すると aksdf.sys と aksfridge.sys がアップデートされ、その後 Windows 10 更新アシスタント を走らせると無事更新完了できました。
(2020/08/17 更新) サイトがリニューアルされ、ダウンロード画面に直接行けたリンクがポータルのページにリダイレクトされるようになりました。