ピットサイクルはMTG史上最も美しいコンボデッキなのか

マジック:ザ・ギャザリング(以下MTG)で第6版・ウルザ・マスクスブロックの時期に使用されたピットサイクルというデッキについて、インターネットでの概説に『史上最も美しいコンボデッキといわれる』と書かれていることがあるが、その初出や引用元を探している。

結論としてこれを書いている現在も見つかっていないが、ピットサイクルのコンボが美しいことに異論はない。このデッキは「魂の饗宴を5回プレイする」という一つの目的ににすべてを注ぎ込む。マナを無限に出すとか無制限にドローするとかではなく、精一杯マナを出して精一杯ドローする。マナコストの重さや一癖ある性能のカードを組み合わせてライブラリー・手札・墓地・ライフのリソースをすべてを使い切り、そのターンに勝つか次のターンで負けるかが決まる。瞬殺デッキでありながら、コンボがスタートしてもプレイングと運に強く依存する。コンボ中は相手のリソースを巻き込まず、完全なソリティアとなる。

ピットサイクルが活躍した1999年頃は私もMTGに熱心でRPGマガジン・ゲームぎゃざ・デュエリストジャパンを購読していたが、少なくとも当時は射場本氏が開発した地雷デッキというような紹介で、史上最も美しいコンボデッキという文言を見た記憶はない。

私は2023年にRedditで『Is the 1999 "Bargain" combo deck the most beautiful deck in MTG history?(ヨーグモスの取引デッキは史上最も美しいコンボデッキか)』というスレッドを建てた。もしかしたら、海外でそういう評価なのかもしれないと思ったからだ。ちなみに海外ではPit Cycleというデッキ名は通じなかったので、スレッドタイトルには当時も使われていたバーゲンコンボと書いた。

https://www.reddit.com/r/magicTCG/comments/13s5nou/is_the_1999_bargain_combo_deck_the_most_beautiful/

ここで聞く限り海外ではそのような評価はみられなかったようだが、当時のプレイヤーが思い出を語ってくれるなかなかエモいスレッドになった。

私はオンスロートでプレイをやめ、2019年にArenaをやるまでMTGから離れていた。その十数年の間に『史上最も美しいコンボデッキ』と書かれた媒体や言った人がいるのではないだろうか。当時の雑誌が読めれば確認したい。