右と左が分からない件

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私は右と左を咄嗟に区別できません。

「咄嗟に区別できない」というのは、基準があれば分かるということです。たとえば「自分が箸を握るのは右手だから、こちら側が右」とか「2020年現在の磁北を上としたとき西側が左、東側が右」とかです。なにもないとこで左右を判断したり、「右に行って」とか「左側に線を引いて」という指示に対して脊髄反射で行動できません。

これが一番影響するのは、車の運転です。自分で右折や左折を考える時も、同乗者に「次の信号を右」と言われた時も「右ってどっち?」となります。アクセルとブレーキの位置やウィンカーのレバーとライトの関連も同様。右が自分でもこの車の運転は教習所と地元で必要に迫られてやった時くらいで、東京に来てからは全く運転していません。東京は車がなくても全く問題ないので一生住んでいたいです。「右向け右」「左向け左」や、集団行動パフォーマンスの先頭とかも辛いですね。

また、不便というより面白いなと感じるのが、自分から向かって左にあるものを直感的に「右」だと認識することです。このときの「右」とは「自分にとって行動の起点になるもの」という感覚です。具体的には、次の図のようなレイアウトをスタイルシートで表現する場合、30px と書いてあいるほうに対して自然に margin-right: 30px; と書いてしまいます。margin: 10px 5px 10px 30px; と書く時は間違わないので、スタイルシートをよく書いていた頃はショートハンドを使うことが多かったです。

これは一体なぜなのか。考えてみます。

間違いは誰にでもある説

左右に限らずこれまでの人生を省みると間違いだけではないか、という説です。

脳の構造が違う説

人類の進化の過程で左右を認識する脳の機能ができたが、それがうまく動いていないという説です。

皆も分かってないが処理が速い説

右と左の概念って、生物としてかなり高度な概念だと思うんですよね。生まれ持って判断できる能力ではなく、個体差や経験で処理速度が異なるのでは、という説です。

定義が難しい説

地球上での上・下、有視界での前・後の判断が明瞭であるのに対して、左・右は上下前後が確定しないと決まりません。自分の状況によって定義の変更が必要なので、咄嗟に判断できないのは仕方ない、という説です。