スマホのType-C統一がもたらす停滞と進歩
状況
- 2022年10月初旬・・・欧州議会が2024年末までにすべてのスマートフォンでType-Cコネクタへの統一を義務付ける規制案を可決
今後の想像
- Type-C 統一は、Lightningコネクタのみならず、Type-Cを含む物理接続コネクタの駆逐をもたらす
- Type-C 統一後は完全ワイヤレスへ転換してゆく
Type-C 統一によるリスク
- 物理的な視点で消費者のメリットを考えており、技術革新の入る余地がない
- Type-C を超えた利便性のコネクタが開発されても、デバイスへの実装に至らない
- 物理接続に対する基礎研究や開発に投資されなくなる
Type-C 統一による変化予想
- コネクタの制約にとらわれない無線給電、無線データ同期技術が進歩し、小型化、高速化、規格化する
- 物理接続が完全にない端末が出現し、徐々に一般化する
- 無線分野のセキュリティ意識、技術、市場が活性化する
- 物理接続のイヤホン、充電装置、同期装置の市場が急速に減退し、ワイヤレス市場に置き換わる
- 施設や公共の場で無線給電スポットの設置が進む
- スマホで一般化した完全ワイヤレス技術が、スマホ以外のデバイスに応用される
- 物理接続の制約がなくなったことで、極細、極小、可変、不定形などスレート型以外の形状の端末が出現する
予想されるカウンター
- 有線接続の物理的利点や所有欲への訴求
- 無線給電、無線同期の電磁波による身体的影響の指摘