Hacker Newsの楽しみ方
Hacker News とは?
シリコンバレーのスタートアップ支援企業 Y Combinator (通称 YC) が運営する、ソーシャルニュースサイトです。
この Hacker News ですが、テクノロジー系の話題を常に取り込んで起きたい方に最適なサイトとなっております。テクノロジー系といっても、あらゆる分野の話題が世間一般の認知度とは無関係に大量に流れ込んできます。時には過去の話題も発掘され、それらがユーザーの関心に沿ってタイムラインを書き換えていきます。情報の速さ・面白さや重要性の選択・順位の更新頻度が抜群に高く、一次ソース源としては最高のサイトです。
主な仕組み
掲載順位
トップページには記事がランク付けされた形で掲載されていますが、投稿された記事は以下のような流れで順位付けされます。上位に表示される記事の新陳代謝は非常に活発です。
- 記事が投稿される
- 投票とコメントによって記事の掲載順位が上がる
- 投票の落ち着きと時間経過、不正や議論の監視ソフトなどの影響で掲載順位が下がる
投票
upvote(上げ投票)があります。いわゆる「いいね」する機能です。投稿にはdownさせる投票はありません。
コメント
記事にはログインしたユーザーがコメントをつけることができます。
カルマ
karma(カルマ)とは、ユーザーの善良度、信用度を表す指標です。主にコメント機能を使った議論を行う上での健全さを維持するための存在です。
コメントにはupvote(上げ投票)とdownvote(下げ投票)が存在し、ユーザーが行ったコメントに対する upvote から downvote を差し引いた数がだいたいの karma となるようです。karma の値は downvote を表示させるための指標となります。
投稿の先頭に付いているキーワードについて
Ask HN
投稿者の質問、問題提起に関する投稿に使われるキーワードです。
Show HN
個人が他者に向けてツールやサービスなどを作成した際の宣伝時に使われるキーワードです。何でもかんでも宣伝できるわけではなく、一定のルールがあります。
Launch HN
YC が支援するスタートアップ企業にサービスに関する投稿に使われるキーワードです。YCは毎年夏季と冬期にスタートアップの支援プログラムを実施しています。この取組みはバッチ (batch) と呼ばれ、例えば2020年夏のバッチメンバーの投稿には 「YC 20S サービス名」と表記されます。2020年の冬なら 20W です。
楽しみ方の例
自分が気になったキーワードを探す
たとえば、go 言語に興味を持っているとします。そしたら、go 言語の話題だけ探すようにします。だいたい見尽くしたら、go に関係のある関連ワードを探します。そのうち探しているのと無関係な記事が気になって、ずっと読んでいることもあります。
日本の話題を見つけて喜ぶ
(スクリーンショットの中身は残念はニュースですが・・) Hacker News の中で日本や日本のテクノロジーというのは、大きな世界の一部に過ぎないので、話題が出てくる機会が少なく、見つけた時は結構嬉しくなります。
海外の人の気になるコメントを見る
海外の人はこういう掲示板で、どんな言い方でコメントを書いたり、議論したりしているんだろう。そんな興味は有りませんか? HN のコメント欄はまさにその答えです。
ランキング上位の投稿をネタにブログを書く
Hacker News は良質の情報源ですが、欧米の時間軸と価値観にバイアスが掛かっている状態です。つまり、我々向けにキュレーションの余地があります。気になる投稿について「日本ではどうか」「自分はどう思うか」「これは他の人にも知って欲しい」そんな気持ちが湧いてきたら、あなたの価値を加えて1本ブログを書いてみましょう。